(架空の事例で検討)静岡県掛川市にて不同意わいせつの疑いで男性が逮捕された事件について

不同意わいせつの疑いで静岡県掛川市の男性が逮捕

静岡県内の刑事・少年事件

不同意わいせつの疑いで男性が逮捕された事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

【事例】

静岡県掛川市の会社に勤務する男性のAさん(35歳)は、同じ部署に所属する後輩女性Bさん(28歳)と、数名の同僚とともに掛川市内の居酒屋で飲み会に参加していました。
飲み会終了後、Bさんが終電を逃してしまったことから、Aさんは「自分のマンションで休んだらいい」と提案。
Bさんは断ったものの、しつこく勧められ、しぶしぶ同行することになりました。
Aさんの部屋で話をしていたところ、Aさんは突然Bさんの肩を抱き、キスをしようとしました。
Bさんはすぐに拒否して部屋を出ましたが、翌日、会社の上司に相談のうえ、警察に被害届を提出。
Aさんは不同意わいせつの容疑で逮捕されました。
取調べでは「好意を持っていると思った」と弁解しましたが、Bさんの明確な拒否の様子や部屋の出入り記録、防犯映像などにより、同意のない身体接触があったことが裏付けられました。

(上記の事例はフィクションです。)

【不同意わいせつ罪とは?】

不同意わいせつ罪(刑法176条)は「相手の同意がないにもかかわらず、わいせつな行為を行った者」を処罰するもので、暴行・脅迫を伴わない場合でも成立します。
本事例では、AさんがBさんの同意を得ずに肩を抱き寄せ、キスを試みた行為が、性的意図をもって身体接触を図ったと評価され、不同意わいせつ罪に該当すると判断されました。
処罰は、6か月以上10年以下の懲役という重い刑罰が科される可能性があります。
相手の明確な同意がなければ、好意の有無や関係性を問わず、処罰の対象となる点に注意が必要です。

【不同意わいせつ罪での弁護士の役割】

不同意わいせつ事件では、弁護士は早期に事実関係を把握し、被疑者の供述と証拠の内容を突き合わせたうえで、適切な弁護戦略を立てます。
被害者に謝罪の意思を伝え、弁護士を通じて慎重に示談交渉を行うことが、処分の軽減や不起訴処分を目指すうえで極めて重要です。
特に、加害者が初犯であり、事件後に反省文の提出、再発防止のためのカウンセリング通院などを実施している場合、これらを情状として検察官に提出し、起訴猶予や罰金刑を求めることもあります。
また、逮捕・勾留されている場合には、早期の釈放や勾留阻止に向けて、適切な身元引受人の確保と反省の意思を示す対応が求められます。
被害者との接触を避け、弁護士が間に立つことで、精神的被害の拡大を防ぎながら事件の早期解決を図ります。

【不同意わいせつ罪の相談が必要な場合】

不同意わいせつなどの性犯罪で逮捕・捜査を受けた方は、刑事事件を専門とする弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談ください。
当事務所は、刑事・少年事件に特化した全国対応の法律事務所として、迅速かつ的確な対応に定評があります。
不同意わいせつ罪は、相手の同意のない性的接触があれば、暴行や脅迫がなくても成立するため、意図しない加害者とされるケースも少なくありません。
当事務所では、早期の釈放を目指す接見活動、示談交渉、不起訴処分獲得に向けた情状弁護などを、経験豊富な弁護士が一貫してサポートいたします。
24時間365日相談受付、警察署への即日接見にも対応可能です。

 

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