静岡県浜松市で起きた傷害事件

今回は、静岡県浜松市で起きた傷害事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

~ケース~

同居中の女性の頬を殴り、けがをさせたとして、浜松市の32歳の男が逮捕されました。

傷害の疑いで逮捕された浜松市中区の32歳の飲食店従業員の男は、18日午前9時ごろ、自宅で同居する27歳の女性の頬を殴ってけがをさせた疑いが持たれています。女性は頬をすりむく軽傷です。女性が警察に通報し、駆け付けた警察官が男を現行犯逮捕しました。警察は男の認否を明らかにしていません。
(https://look.satv.co.jp/_ct/17608313 2月18日 「女性からの通報で警察官が駆け付け…32歳の男を傷害容疑で現行犯逮捕 同居女性を殴りけがさせたか 浜松市」より引用)

~傷害事件の弁護活動~

傷害事件を起こしてしまった場合であっても、被害者のケガが軽微である場合、逮捕されずに済むケースは珍しくありません。
そもそも警察が当事者同士での話し合いを勧めるなどして、事件化しない事例もあるでしょう。

しかし、ケースの事件では、27歳女性のケガが軽傷であるにもかかわらず、加害者男性は逮捕されています。
これは、2人が同居しており、放置すると同様の事件が起きる可能性、罪証隠滅のおそれ(被害者を脅して口止めするなど)があることから逮捕に至ったものと推測されます。
DVに伴って起きた事件においては、逮捕される可能性が高まるのが一般的といえます。

~逮捕されてしまった場合の弁護活動~

早期の身柄解放を目指した弁護活動を行う場合、身元引受人を用意し、事件解決までの監督を任せることが考えられますが、当然ながら同居していた被害者女性を身元引受人とすることは不適当です。
捜査機関や裁判所も納得しないでしょう。

このような場合には、同居していた自宅と地理的に離れている、被害者女性以外の信頼できる身元引受人を用意することが必要です。実家の家族を頼るのが良いでしょう。
また、被害者女性においても、シェルターに避難したり、加害者男性が知らない場所へ引っ越すことが考えられます。このような場合には、自宅に戻る余地もあります。

傷害事件で逮捕されてしまった場合には、まず弁護士の接見を受け、今後の弁護活動に関してアドバイスを受けましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
傷害事件、DV事件に関してお悩みの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

 

 

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