静岡県磐田市でパトカーとカーチェイスで逮捕

静岡県磐田市でパトカーとカーチェイスで逮捕

パトカーとのカーチェイス等の危険な自動車運転に関する交通犯罪刑事事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

静岡県磐田市在住の自営業Aさんは、友人らと飲み会を終えて自動車運転して自宅へ帰宅途中、アルコールによる酩酊状態で車線が蛇行する不自然な走行をしていたため、道路を走っていた静岡県警磐田警察署パトカーから停車するよう指示を受けました。
Aさんは仕事上免許停止となることを恐れ、パトカーから逃走しようと試みたところ、後を追ってきたパトカーと数キロにわたってカーチェイスとなりました。
Aさんが猛スピードで逃走したため、Aさんは他の自動車と数台衝突しながら逃走を続けたところ、パトカーは警察へ応援を要請し、Aさんはパトカーを振り切ってスピードを落としたところを待機していた別の警察官に身柄を確保され、道路交通法違反の疑いで逮捕されました。
(※上記いずれもフィクションです。)

上記刑事事件例は、今年10月14日、兵庫県神戸市垂水区において、千葉市の無職男性が警察から不審車両として追跡を受け、パトカーを振り切ろうとカーチェイスを繰り広げた最中に、被疑者男性の運転する軽自動車が他の軽自動車に衝突する事故を起こしたにも関わらず、そのまま走り去ったとして道路交通法違反の疑いで逮捕された事案をモデルにしています。
被疑者男性は、他の自動車と衝突した後も逃走を続け、その数十分後に兵庫県加古川市内で身柄を確保され逮捕されました。
幸い、この事故などで負傷者はいないとのことです。

上記事案においては、パトカーから逃走するためにカーチェイスをしていたという極めて危険な状況での自動車運転であり、逃走する自動車は法定制限速度以上の速度で逃走を試みることは当然であり、また、たとえ逃走中に他の自動車と衝突してしまったとしても、自分がパトカーに追いつかれるリスクを背負ってまで素直に事故を警察に連絡するとは期待できません。

道路交通法上では、道路上で交通事故を発生させてしまった運転者は、110番通報などによって事故を警察などの捜査機関に報告する義務(交通事故報告義務)が課せられており、この義務に違反した場合、3月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。

上記事案に加えて、もし仮に、衝突された軽自動車の乗員が負傷してしまった場合には、さらに罪が重くなる可能性がありました。
すなわち、道路交通法上では、交通事故を起こした車の運転手が負傷者を適切な方法で助ける義務を負うところ、この義務を果たさなかった場合(救護義務違反)、5年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることになります(これがいわゆる「ひき逃げ」に対する罰則です)。

また、パトカーとのカーチェイスにおいて、パトカーの走行を妨害するために、幅寄せや進路妨害などの実力行使に出た場合には、公務執行妨害罪の疑いで現行犯逮捕される可能性が高いと言えます。

このような悪質な交通犯罪刑事事件においては、犯罪を行った後に逃走しているという性質上、捜査機関が被疑者を逮捕するに留まらず、逮捕後にさらに被疑者の身体を拘束する「勾留」が裁判所によって認定される可能性も高く、身柄拘束が長くなる傾向にあります。

このような場合、早期に刑事事件に詳しい弁護士に事件を依頼し、迅速な身柄解放活動と、適切な情状主張を行ってもらい、少しでも軽い刑事処分となるよう努めることが大切です。

静岡県磐田市パトカーカーチェイス刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

 

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