静岡県伊豆市でカップルの喧嘩で暴力犯罪
カップルの口論などがヒートアップし、乱暴な行為や意図せぬ行為で暴行罪や傷害罪などの暴力犯罪に発展するケースとその刑事責任について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
<刑事事件例>
静岡県伊豆市在住の自営業の男性Aさんは、交際中の女性Vさんとドライブの途中、ささいな口論から大喧嘩に発展してしまいました。
Vさんは感情の起伏が激しく、興奮すると周りの物に感情をぶつける傾向があったため、AさんはVさんの体を押さえつけて宥めようとしました。
しかし興奮したVさんは、Aさんの制止を暴力行為と勘違いし、大声で悲鳴を上げたため、通行人が「男が女に暴力を振るっている」と静岡県警大仁警察署に通報し、Aさんは暴行罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(※フィクションです)
【男女関係に起因する刑事事件と身柄拘束の傾向】
今まで弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務に寄せられたご相談の中で、10代・20代のカップルの喧嘩から刑事事件に発展した例が目立ったため、今回はカップルの喧嘩に起因する暴力事件を取り上げたいと思います。
カップルの喧嘩よる暴力事件では、多くの場合、相手に対する行き過ぎた感情や嫉妬心などを原因としており、場面としては、カップルが二人だけの状況(例えば自家用車の中)で、片方が別れ話を切り出し、感情的になった結果刑事事件化するというケースが多いです。
なお、痴話喧嘩から発生した暴行罪または傷害罪のすべての刑事事件が逮捕に至っていることに注目する必要があります。
これは、被疑者と被害者が交際している場合、お互いが相手の住所や連絡先などを知っている場合がほとんどであり、捜査機関側からすると、逮捕して被疑者の身柄を拘束しなければ、さらに加害行為を行ったり、被害者を威迫して被疑者に有利になるような証言を強要する等、罪証隠滅の恐れがあるからと思われます。
それゆえ、カップルの喧嘩から発生した暴力事件では、事件が発生した段階で速やかに刑事事件に詳しい弁護士に相談し、身柄解放に動いてもらうことが必要になってきます。
また、このような経緯で暴行罪や傷害罪などの刑事事件に発展してしまった場合、被害者の立場の方からすれば、加害者に対して感情的になっている場合がほとんどで、警察沙汰になってしまって初めて「これほど大事になるとは思わなかった」「刑事事件にまで発展させるつもりはなかった」と反省するケースもある一方、カップルの喧嘩が一時的なものでなく、被害者側に蓄積された不満や被害意識が積み重なっていた場合には、加害者に厳しく刑事処罰をしてもらい、以後関係を断つというケースも見受けられます。
このようなケースでは、加害者が直接被害者に謝罪する機会はほとんど得られないため、刑事事件に詳しい弁護士に仲介してもらい、被害者に対する謝罪や被害弁償を進め、加害者に対する被害感情を速やかに和らげていくことが非常に有効です。
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