静岡県牧之原市のネット上の彼氏彼女間の児童ポルノ製造
静岡県在住の会社員Aさんは、女性と知り合う目的で出会い系アプリに登録し、そこで静岡県牧之原市在住の17歳の高校生女子Vさんと知り合いました。
AさんとVさんは意気投合し、実際には一度も会ったことがない「ネット上の彼氏彼女」の関係になり、AさんはVさんの好意を利用してVさんの下着や半裸の画像を自分のスマートフォンに送らせました。
後日、Vさんがわいせつな画像を男性に送信したことがVさんの両親に発覚し、Vさんの両親は静岡県警牧之原警察署に相談した結果、警察はVさんの「ネット上の彼氏」の身元をつきとめ、AさんがVさんが18歳未満(児童)であることを知りながらわいせつな自撮り画像を送らせたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕しました。
(※フィクションです)
【ネット上で広がる交際関係、出会い系アプリ・掲示板】
未成年者を含む若い女性が、スマートフォンや携帯ゲームのカメラ等で自分の裸を撮影し、画像を送信してしまう自撮りの児童ポルノ製造被害が後を絶ちません。
警察庁によると、平成29年上半期までに全国で摘発した児童ポルノ事件は1142件の過去最多を記録し、その内、約7割がネット上の交流サイトに起因するものとされています。
そして昨今児童ポルノ製造の刑事事件分野で話題になっているのが、顔は一度も見たことはないけれど交際しているカップル、いわゆる「ネット上の彼氏彼女」という関係です。
この「ネット上の彼氏彼女」については、ネット上でしか連絡を取ったことがない男性に対してお金を貢ぎつづけた結婚詐欺事件であるとか、女子に人気のある男子高校生のSNSのアカウントを無断で侵入し、本人になりすまして裸の画像を送るよう要求した児童ポルノ製造および不正アクセス禁止法違反の事件などが発生しています。
「ネット上の彼氏彼女」の関係を築いた上で、自分の裸画像との交換を申し出たり、「裸の写真を送らなければ個人情報を漏らす」などと脅迫を加えたりして児童ポルノ製造に及んでいるようです。
また、書き込み手段を携帯ゲーム機に限定することで、年齢の低い女子児童に限定して交流することができるなど、大人の目につきにくい巧妙な手段で「ネット上の彼氏彼女」の関係になる事件もあるようです。
昨今のネット社会の自由恋愛においては、ネットで知り合ったというカップルも珍しくはありません。
しかし、行き過ぎた交流が児童ポルノ製造に至る可能性があることも理解したうえで、節度あるネット利用が求められています。
静岡県牧之原市でネット上の彼氏彼女間の児童ポルノ製造で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への初回無料の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。