静岡県静岡市で配偶者への暴力犯罪で逮捕
配偶者や交際相手への暴力犯罪などで刑事事件化してしまうケースについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
【事件例】
静岡県静岡市在住の会社経営者Aさんは、ある日、妻Vさんと口論の上、Vさんを殴ったうえ、倒れたVさんを踏みつけて怪我をさせたため、生命の危険を感じたVさんが静岡県警静岡南警察署に通報しました。
Aさんは駆け付けた警察官によって傷害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
息子が傷害罪で逮捕されたとの連絡を受け、Aさんの両親は刑事事件に強い弁護士に依頼をするつもりです。
(※フィクションです。)
【相次いで報道される配偶者への暴力犯罪】
上記刑事事件例は、令和2年5月16日、外国人男性タレントが口論の果てに妻の顔を殴ったとして暴行罪の疑いで現行犯逮捕された事案をモデルにしています。
(※この事件は弊所で受任した事案ではございません。)
事件の経緯としては、16日正午頃、「夫に顔を叩かれた」との通報を受けた埼玉県警浦和警察署が、通報場所であるさいたま市の住宅街に駆けつけたところ、興奮している被害者の姿があったとのことで、被疑者は妻と口論になり、その夫婦間トラブルの最中に顔面を叩いたということでした。
警察官による事情聴取等の末、被疑者と被害者の話は食い違っていたが、自宅にいた子ども達の話や、状況証拠などから判断して、駆けつけてから約50分後、埼玉県警浦和警察署は被疑者が妻の顔面を叩いたとの疑いで、暴行罪の被疑者として現行犯逮捕した模様です。
警察の調べに対し、被疑者は「暴力はやっていない」と事実を否認をしているが、被疑者である妻は事件後、警察に「被害届」を提出している模様です。
男性被疑者は、同月18日に検察官送致され、検察官による勾留請求に対し、裁判所が勾留を却下し、釈放されて在宅の捜査が進んでいます。
この事件では、被疑者を被疑事実を一部否認しており、一般に、生活を同じくする配偶者や交際相手の間の暴力事件では、極めて高い確率で逮捕されることになります。
なぜなら、被疑者と被害者が生活を同じくしている場合、口裏合わせや威迫等による証拠隠滅の恐れが強く疑われるからです。
一時的または突発的な暴力行為であれば、被害者の通報によって暴行罪や傷害罪で刑事事件化する場合もありますが、夫婦間で継続的な暴力行為が行われていた場合には、DV防止法による保護命令が下されたり、その命令違反に対する罰則など、また別の刑事事件に発展することもあるでしょう。
前述のとおり、配偶者間等の暴力犯罪で刑事事件化された場合には逮捕リスクが非常に高く、被疑者の方の身柄が長期間拘束される可能性がありますので、迅速な問題解決をお求めのご家族等は、すぐに刑事事件に強い弁護士に相談すると良いでしょう。
当事者同士では冷静に話ができない示談等について、刑事事件の経験豊富な弁護士が円滑な話し合いをお手伝い致します。
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