静岡県湖西市で路上の傷害罪で逮捕

静岡県湖西市で路上の傷害罪で逮捕

静岡県湖西市路上で携帯ゲームアプリを遊びながら歩いていたVさんは、前方不注意により通行人Aさんと肩がぶつかってしまい、Aさんは「余所見してんじゃねえ」と怒鳴ってVさんを複数回殴りつけました。
これによりVさんは鼻の骨を折る傷害を負い、病院で治療を受けた後、静岡県警湖西警察署傷害罪の被害届を提出しました。
警察は犯行現場付近の防犯カメラや目撃者からAさんの身元を特定し、後日、Aさんを傷害罪の疑いで逮捕しました。
(フィクションです)

上記刑事事件例は、スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」をプレー中に別のプレーヤーとトラブルとなり、顔を殴って負傷させたとして、愛知県警が同県豊田市の自称自営業の男性を傷害罪の疑いで逮捕した事案をモデルにしています。
警察によると、被疑者は5月22日深夜、豊田市の市民文化会館そばの路上はゲーム上でポケモンと対戦できる「ジム」というスポットがあり、ここでのプレーを巡ってトラブルになり、同じくポケモンGOをプレーしていた豊田市の男性の顔を数回殴り、鼻の骨が折れるなどのけがをさせた疑いがあり、今月21日深夜に傷害罪の疑いで逮捕されました。
被害者から被害届を受けた警察が、スマートフォンのアカウント情報などから被疑者を特定し、逮捕に至ったとのことで、被疑者は逮捕事実を認めているようです。

昨今では、スマートフォンの普及により誰ものがいつでも最新の情報を入手、発信できるようになった反面、「歩きスマフォ」等のマナー違反行為も社会問題化するようになり、刑事事件との関係で言えば、自転車に乗りながらスマートフォンを操作していた学生が老人と衝突して老人を死に至らしめてしまい、重過失傷害罪の疑いで起訴されてしまった事案も話題になりました。
 
また、スマートフォンを見ながら歩いていた女性に体当たりして転倒させ、大けがを負わせたとして、作家兼ミュージシャンの男性が2017年7月下旬に傷害罪の疑いで逮捕された事案もありました。

他方で、歩きスマホをしている人に対して、故意に体当たりしたり、自分のスマホを落として修理代を請求する「スマホ当たり屋」が全国的に発生しているとの指摘もされています。

このような路上でのスマートフォンの不適切な使用から生じた刑事事件は、人通りの多い駅前や大通りの交差点等で発生することが多く、そのような場所には防犯カメラが設置されていたり、または目撃者も多数存在するため、トラブルから刑事事件に発展した場合には、捜査機関にとっては被疑者の身元の特定が比較的容易であることが多く、犯罪の嫌疑が十分確保できることが多いために逮捕につながりやすい面があると思われます。

傷害罪などの疑いで逮捕された後、その後の取調べにおいて、被疑者の逃亡や罪証(犯罪の証拠など)隠滅等の恐れが無いと判断された場合には、被疑者はいったん家に帰され、在宅のまま捜査が続くことがありますが、逆に、被疑者の逃亡や罪証隠滅が疑われる場合には、最大10日間の勾留が決定する可能性もあります。
そして、10日間の勾留の満期日に、さらに最大10日間の勾留が必要と判断された場合には勾留の延長が決定する可能性もあることを考えれば、逮捕後に最大で20日間社会から切り離されて警察の留置場等に勾留されることは、多くの人にとって極めて大きな社会的損失となるでしょう。

このように、路上での傷害事件等で逮捕・勾留された場合には、迅速に刑事事件を専門とする弁護士に身柄解放活動を始めてもらい、少しでも早く身柄解放される可能性を上げることがとても重要です。

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