【解決事例】ストーカー事件で罰金
事件概要
会社員のAさん(40代男性)は、静岡県掛川市で一人暮らしをしています。
Aさんは、会社からの帰り道の途中でよく見かけていたVさんに好意を寄せていました。
それからAさんは、Vさんの後を付けてしまうようになり、それを継続的に行っていました。
Vさんは、Aさんが何度も付けていることに気づき、怖くなったため静岡県掛川市を管轄する掛川警察署の警察官に通報しました。
その後、Aさんはストーカー行為を行っているところを逮捕されました。
Aさんが逮捕されたと警察官から連絡を受けたAさんの両親は、Aさんの今後を不安に思い弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部に相談されました。
(実際に起こった事件を基に、一部変更を加えています。)
弁護活動
今回の事件では、Aさんが複数回Vさんに対し、ストーカーを行った事件でした。
弁護士がまず行ったのは、Aさんを釈放するための不服申し立ての準備でした。
Aさんは、ご依頼を受けた時点で勾留が決定しておりました。
そのため、勾留決定に対する不服申し立てである準抗告を裁判所に提出致しました。
しかし、Vさんに接触し、証拠を隠滅する等の可能性が疑われ、準抗告は棄却されてしまい拘束が続いてしまうこととなりました。
次に行ったのは、Vさんに対しての示談交渉でした。
示談交渉をするために検察官にVさんに取り次ぎをお願いしたところ、Vさんは示談等受ける意思はないとの返答があったとのことでした。
身柄拘束も解けず、示談も出来ない状況であったため、弁護士は事件の早期解決と減刑を目指すために行動しました。
AさんやAさんの両親と話し合い、Vさんと接触しないために、静岡県掛川市から離れることとし、Vさんと会えない状況を作れるようにAさんの両親を通じてAさんの勤め先とも話し合いました。
検察官に対して、静岡県掛川市を離れる旨を提出するとともに弁護士から検察官に終局処分の決定を速めてもらえないか、減刑してもらえないか交渉しました。
その結果、罰金30万円の処分となりました。
まとめ
今回の事件では、ストーカー行為を行った事件でした。
ストーカー事件では、被害者と接触する可能性が高いと判断され、身柄の拘束が解くことが難しい事件です。
また、今回の事件のように被害者の方が話し合い一切受けてくれないケースも少なくありません。
そういった事件であっても弁護士は、減刑や事件の早期解決等できる限りの行動をしていきます。
今回の事件であれば、Aさんが転勤の約束することで事件の早期解決、減刑を獲得することができました。
今回の事件では、上記のような弁護活動となりましたが、弁護活動は事案によって大きく内容が異なります。
事案によっては、示談が成立することや釈放されることも十分に考えられます。
しかし、一般の方ではそういった判断も難しいため、一度弁護士に相談することをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部では、逮捕されている方のもとに弁護士を派遣する初回接見サービスの提供や、無料の相談を行っております。
土日祝日も対応を行っておりますので、ストーカー事件で示談、釈放、減刑を獲得したいと考えている方はフリーダイヤル0120-631-881までご連絡ください。