静岡県浜松市で高齢者の万引き(窃盗)

静岡県浜松市で高齢者の万引き(窃盗)

高齢者(65歳以上の方)による万引き窃盗事件で、逮捕されたり書類送検される等した場合の刑事手続きと刑事責任について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

【事件例】

静岡県浜松市在住の年金受給者Aさん(72歳)は、散歩の途中で立ち寄ったスーパーで総菜を万引き窃盗)したとして店員に取り押さえられ、通報をうけて駆けつけた静岡県警細江警察署の警察官によって、万引き窃盗罪)の疑いで現行犯逮捕されました。
Aさんの妻はすでに他界しており、仕事中だったAさんの娘に警察から電話があり、父であるAさんが万引き窃盗)をしたため逮捕したとの連絡を受けたため、Aさんの娘は、Aさんが少しでも早く釈放され軽い刑事処分となるよう、刑事事件に強い弁護士弁護活動を依頼するつもりです。
(※フィクションです)

【高齢者の万引き(窃盗罪)】

警察庁の警察白書によれば、65歳以上の高齢者による万引き窃盗罪)事件が増加しています。
一般刑法犯罪の検挙人員に占める65歳以上の割合は、平成10年度あたりから右肩上がりに上昇し始め、平成20年ごろには検挙人員が3倍近く増加しています。

万引き窃盗罪)を行った高齢者の犯行動機について主なもの3つまで調査した結果は、男性の場合、1.生活の困窮(66%)、2.対象物の所有(36.6%)、3.空腹(18.8%)となっています。
対して女性の場合、1.対象物の所有(63%)、2.節約(59%)、3.生活の困窮(22%)となっています。

そして、注目すべきは、万引き窃盗罪)で検挙された高齢者のうち、77%が同種の前科あることです。
つまり、上記の万引き窃盗)の動機を見るに、生活の困窮や空腹など、容易には状況を改善することができない原因で逮捕された場合には、かなりの確率で再犯を行うことが多いということです。

また、高齢に伴う前頭葉や側頭葉の収縮により、認知症の一種であるピック病にかかり、性格が変わったり、万引き窃盗罪)や暴行罪などの反社会的な行動をとるようになるケースがあると言います。

ピック病は発症が分かりにくく、自分が万引き窃盗罪)で逮捕されたことをきっかけにピック病が見つかったというケースもあるようです。

なお、高齢者万引き窃盗罪)については、初犯から一度目の再犯ぐらいまでは、罰金刑に処せられるケースが多く、20万から30万の罰金という量刑が多いようです。

このように、高齢者万引き窃盗罪)は、再犯の可能性が大きく、それゆえ前科がついてしまう可能性もありえます。
このような刑事事件については、刑事事件に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。

静岡県浜松市高齢者万引き窃盗罪)で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

 

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