今回は、静岡県浜松市で起きた人身事故の報道について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。
~ケース~
27日浜松市天竜区の県道で、軽自動車と自転車が正面衝突する事故があり、自転車に乗っていた38歳の男性が意識不明の重体となっています。
27日正午頃、浜松市天竜区神沢の県道で、軽自動車と坂を下っていた自転車が正面衝突しました。
この事故で自転車に乗っていた38歳の男性が頭を強く打ち、意識不明の重体でドクターヘリで市内の病院に搬送されました。
天竜警察署は軽自動車を運転していた浜松市南区の83歳の男を過失運転致傷の現行犯で逮捕し、事故の原因を詳しく調べています。
警察によりますと現場の県道はカーブの多い山道で、自転車の男性は仲間とサイクリングをしていたということです。
(https://www.fnn.jp/articles/-/464743 12月27日 FNNプライムオンライン 「正面衝突で自転車の男性重体 軽自動車の運転手を逮捕 浜松市天竜区」より引用)
~過失運転致傷罪とは?~
自動車を運転中に人身事故を起こした場合に、しばしば適用される罪名です。
過失運転致死傷罪は、自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合に成立します(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第5条)。
被害者を傷害するに留まった場合を過失運転致傷罪と呼びます。
法定刑は7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金となっており、傷害が軽いときは、情状により、刑が免除される場合もあります。
~被害者が重傷の場合~
もっとも、被害者を死亡させるに至らなかった場合であっても、その容態が重い場合、逮捕、勾留の長期化、実刑判決などの重い処分を受ける可能性が予想されます。
過失運転致傷の疑いで逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士の接見を受け、今後の弁護活動についてアドバイスを受けることが重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
ご家族が過失運転致傷の疑いで逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。