Archive for the ‘刑事事件’ Category

静岡県静岡市で子どもが犬に襲われ重傷

2019-07-26

静岡県静岡市で子どもが犬に襲われ重傷

静岡県静岡市清水区の自然豊かな公園において、家族に連れられてピクニックに来ていた4歳の女の子Vが、親の目を離れて一人で遊んでいた際、首輪の紐が話されていた大型襲われ、血を流して気絶している状態で発見されました。
Vは静岡市の病院に搬送され、命に別状はないものの、腕や足に大きな噛み傷が残る重傷を負い、感染症予防のためしばらく入院することになりました。
静岡県警清水警察署は事件と事故の両面の可能性があるとして慎重に捜査を進めていますが、Vが負傷した事故当時、大型を複数連れた愛家の姿が目撃されており、公園で大型を放して遊ばせている際、監督の注意義務を怠って目を離し、その際に子どもを襲った可能性があると見て、過失傷害罪または重過失傷害罪の疑いで大型の飼い主の身元の特定を進めています。
(フィクションです)

上記刑事事件例は、今月25日午後4時半頃、青森市滝沢の路上で「女の子が倒れている」と119番通報があり、同市在住の小学生女児が脳内出血の疑いで倒れていた事案をモデルにしています。
女児は、搬送時に意識がなく、「つながれていないが覆いかぶさっていた」との目撃情報があり、青森警察署が捜査を進めています。
警察のよると、倒れていた女児は母親と一緒に親族の家へ遊びに来ており、倒れていたのは親族宅近くの路上で、1人で外出していた際に何らかの原因で倒れたと考えられています。
目撃されたは特定され、すでに確保されており、警察がの飼い主から話を聞くなど、詳しい状況を調べています。

上記実際の事案では、女児が倒れていた原因がであったとの特定はなされていませんが、このような事案から想起させられる刑事事件として、特に夏休み等の大型連休中に、放し飼いにされていた子ども(特に幼児など)を襲って負傷させてしまうことがほぼ毎年見受けられ、時に過失傷害罪などの罪状で刑事事件化するケースがあります。

飼いなど、飼い主の管理下にある動物が他人を傷つけてしまった場合で、飼い主がその飼育動物の事故防止対策を怠っていたり、管理方法や安全配慮義務に過失があると認められる場合には、過失傷害罪(刑法第209条)または重過失傷害罪(刑法第211条後段)が成立する可能性があります。

過失傷害罪の場合、30万円以下の罰金または科料、重過失傷害罪の場合、5年以下の懲役・禁錮または100万円以下の罰金の法定刑で処断されます。

また、故意に飼いをけしかけて人を負傷させた場合には傷害罪(刑法204条)が成立する可能性があり、が人を押し倒す等に留まり、傷害に至らなかった場合であっても暴行罪(刑法208条)が成立する可能性があります。

また、人に対して飼い等をけしかける行為や、他人に害を加える性癖のある等を正当な理由なく開放する行為は軽犯罪法違反に該当します(第12号、第30号)。

重過失傷害罪傷害罪が成立した場合には、検察官が公訴提起(起訴)を行い、公開の刑事裁判が開かれ、実刑判決が下される可能性があります。
たとえ過失傷害罪暴行罪の場合でも、罰金刑等により前科がついてしまう可能性があります。

このように、飼っている動物が人を負傷させた場合において、民事上の損害賠償責任とは別に、その態様によって様々な刑事責任が発生することが考えられ、適切な捜査対応と刑事手続を進め、より軽い処分を求めたいのであれば、刑事事件を専門とする弁護士に活動を依頼することを強くお勧めいたします。

静岡県静岡市子ども襲われ重傷となり、刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご利用ください。

静岡県御殿場市で道路を逆走して現行犯逮捕

2019-07-24

静岡県御殿場市で道路を逆走して現行犯逮捕

静岡県御殿場市の道路において、高齢者が運転する自動車が道路逆走していると静岡県警御殿場警察署に通報がありました。
警察官が現場に急行すると、市内の道路を時速40キロほどで逆走している軽自動車を発見し、パトカーがサイレンを出して車両を停止させました。
逆走した自動車を運転していたのは、市内在住の年金受給者Aさん(83歳)で、警察の職務質問に対して無言を貫いていたため、警察は道路交通法違反(通行禁止違反)の疑いでAさんを現行犯逮捕しました。
警察が調べを進めたところ、かかりつけの病院への通院のために自動車を運転していたところ、普段見慣れない道路に出てしまったと供述しています。
Aさんの住所氏名が判明し、Aさん逮捕の連絡を受けたAさんの家族が身元引受人となったため、警察はいったんAさんを釈放し、在宅に切り替えて捜査を続けています。
(フィクションです)

近年、高齢化の進展とともに、ドライビングレコーダー等の普及により道路上のマナー違反や法令違反行為を撮影する動画がアップロードされること等が増えたことを背景に、特に高齢運転者が道路上を逆走して運転する光景が社会問題として大きく取り上げられるようになってきています。

逆走運転など、高齢運転者による法令違反の自動車運転については、まず運転者が認知症や記憶障害等の可能性もあるため、直ちに刑事責任が発生することになるとは限らず、各地方の交通安全講習や認知症検査等によって自動車免許の制限や剥奪といった行政上の処分で終わることもあります。

しかし、単純に正しい道路を知らなかった、あるいは逆走と認識しながらあえて道路逆走した運転者について言えば、特に逆走運転という危険性の高い行為を行った関係で、他の自動車との衝突等を発生させることも多数あることから、自動車運転行為処罰法違反による危険運転致死傷罪によって逮捕される者も見受けられます。

危険運転致死傷罪刑事事件化した場合、その法定刑は、被害者が負傷の場合は15年以下の懲役、被害者が死亡した場合には1年以上の有期懲役となっているため、初犯でも実刑判決が下される可能性が高いものとなります。

他方、件数自体は少ないものの、事故が発生して人を負傷させることがなかった逆走事案においても、道路交通法違反通行禁止違反)によって現行犯逮捕されている事例がいくつか見受けられます。

道路交通法上の通行禁止違反の罰則は、3月以下の懲役または5万円以下の罰金であるため、法定刑としては大したことはないように考える方もいますが、法令違反行為を捜査機関が現認した場合には、現行犯逮捕の可能性は大きくなり、さらに警察による逮捕の発表によって、地方紙レベルのマスメディアで実名報道される可能性も少なくないことから、その社会的損失は決して小さいものではありません。

また、たとえ略式の罰金刑を受けた場合でも、罰金も刑法上の刑罰である以上、今後、就職・転職・再就職の際に、会社等から賞罰を問われた際には「前科」の告知義務を負うこともあるでしょう。

このように、たとえ法定刑の軽い道路交通法違反の疑いで刑事事件化した場合であっても、適切な捜査対応と刑事手続を進め、不起訴処分を獲得する可能性を高めたいのであれば、刑事事件を専門とする弁護士に依頼することを強くお勧めいたします。

静岡県御殿場市道路逆走して道路交通法違反などで刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご利用ください。

静岡県湖西市で路上の傷害罪で逮捕

2019-07-22

静岡県湖西市で路上の傷害罪で逮捕

静岡県湖西市路上で携帯ゲームアプリを遊びながら歩いていたVさんは、前方不注意により通行人Aさんと肩がぶつかってしまい、Aさんは「余所見してんじゃねえ」と怒鳴ってVさんを複数回殴りつけました。
これによりVさんは鼻の骨を折る傷害を負い、病院で治療を受けた後、静岡県警湖西警察署傷害罪の被害届を提出しました。
警察は犯行現場付近の防犯カメラや目撃者からAさんの身元を特定し、後日、Aさんを傷害罪の疑いで逮捕しました。
(フィクションです)

上記刑事事件例は、スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」をプレー中に別のプレーヤーとトラブルとなり、顔を殴って負傷させたとして、愛知県警が同県豊田市の自称自営業の男性を傷害罪の疑いで逮捕した事案をモデルにしています。
警察によると、被疑者は5月22日深夜、豊田市の市民文化会館そばの路上はゲーム上でポケモンと対戦できる「ジム」というスポットがあり、ここでのプレーを巡ってトラブルになり、同じくポケモンGOをプレーしていた豊田市の男性の顔を数回殴り、鼻の骨が折れるなどのけがをさせた疑いがあり、今月21日深夜に傷害罪の疑いで逮捕されました。
被害者から被害届を受けた警察が、スマートフォンのアカウント情報などから被疑者を特定し、逮捕に至ったとのことで、被疑者は逮捕事実を認めているようです。

昨今では、スマートフォンの普及により誰ものがいつでも最新の情報を入手、発信できるようになった反面、「歩きスマフォ」等のマナー違反行為も社会問題化するようになり、刑事事件との関係で言えば、自転車に乗りながらスマートフォンを操作していた学生が老人と衝突して老人を死に至らしめてしまい、重過失傷害罪の疑いで起訴されてしまった事案も話題になりました。
 
また、スマートフォンを見ながら歩いていた女性に体当たりして転倒させ、大けがを負わせたとして、作家兼ミュージシャンの男性が2017年7月下旬に傷害罪の疑いで逮捕された事案もありました。

他方で、歩きスマホをしている人に対して、故意に体当たりしたり、自分のスマホを落として修理代を請求する「スマホ当たり屋」が全国的に発生しているとの指摘もされています。

このような路上でのスマートフォンの不適切な使用から生じた刑事事件は、人通りの多い駅前や大通りの交差点等で発生することが多く、そのような場所には防犯カメラが設置されていたり、または目撃者も多数存在するため、トラブルから刑事事件に発展した場合には、捜査機関にとっては被疑者の身元の特定が比較的容易であることが多く、犯罪の嫌疑が十分確保できることが多いために逮捕につながりやすい面があると思われます。

傷害罪などの疑いで逮捕された後、その後の取調べにおいて、被疑者の逃亡や罪証(犯罪の証拠など)隠滅等の恐れが無いと判断された場合には、被疑者はいったん家に帰され、在宅のまま捜査が続くことがありますが、逆に、被疑者の逃亡や罪証隠滅が疑われる場合には、最大10日間の勾留が決定する可能性もあります。
そして、10日間の勾留の満期日に、さらに最大10日間の勾留が必要と判断された場合には勾留の延長が決定する可能性もあることを考えれば、逮捕後に最大で20日間社会から切り離されて警察の留置場等に勾留されることは、多くの人にとって極めて大きな社会的損失となるでしょう。

このように、路上での傷害事件等で逮捕・勾留された場合には、迅速に刑事事件を専門とする弁護士に身柄解放活動を始めてもらい、少しでも早く身柄解放される可能性を上げることがとても重要です。

静岡県湖西市路上傷害罪逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご利用ください。

静岡県熱海市で死体遺棄罪で逮捕

2019-07-20

静岡県熱海市で死体遺棄罪で逮捕

静岡県熱海市の海岸から高齢者男性V(86歳)の死体が発見されました。
静岡県警熱海警察署がVの死体を司法解剖した結果、Vの死因は不明であるものの、死後3か月以上が経過して腐敗が進んでいるとのことです。
警察が調査を進めたところ、Vが行方不明になるタイミングで、静岡県在住の会社員AさんがVとともに自動車に乗って死体発見現場に向かっていたことが確認されたため、警察はAさんを死体遺棄罪の疑いで逮捕し、Vの死因の特定やAさんの関与等についてさらに調べを進めています。
警察の調べに対しAさんは黙秘をしています。
(フィクションです)

上記刑事事件例は、千葉県東金市の雑木林に千葉市在住の79歳男性の死体を埋めたとして、同市の無職男性2名が死体遺棄罪の疑いで逮捕された事件をモデルにしています。
千葉県警の司法解剖の結果、被害者の死因は不明で、遺体は死後1~4カ月経過しているとみられ、腐敗が進んでいるといいます。
警察の調べでは、死体遺棄現場に向かう車に被害者と被疑者2名が同乗しており、警察は他に同乗していた60代女性の行方を引き続き追うとともに、被害者が死亡した経緯について慎重に調べています。

多くの場合、死体遺棄罪刑事事件化した際には、被害者が死体となった状況や遺棄した状況を慎重に取調べた結果、殺人罪や傷害致死罪、過失致死罪などの余罪へとつながることが考えられます。

刑法190条は死体損壊等罪を規定し、「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。」としています。

上記条文を読む限り、死体を放置しただけでは「遺棄」、すなわち死体を捨てることには該当しないと考えてしまうかもしれません。

しかし、判例では、死体遺棄罪は、死体を他の場所に移して遺棄する場合の他、葬祭をする責務を有する者が、葬祭の意思なく死体を放置して立ち去ることも遺棄に該当する、と判示しています。

具体的には、母親が新生児を砂に埋めて死亡させ、死体をそのままにして立ち去った事件、および乳幼児の監護をその親から頼まれながら、必要な医療行為をすることなく祈祷等を行っていた者が、その死体を親に引き渡すことなく死体を確保し続けた事件について、死体遺棄罪の成立を認めています。

また、被疑者と被害者の関係が、高齢者や知的障碍者の法的な保護者である場合であった場合には、保護責任者遺棄致死罪の余罪が生じる可能性もあるでしょう。

このように、まず最初に死体遺棄罪刑事事件化した場合、その後、捜査中の供述によって今後の余罪の進展に大きく影響する可能性が高く、場合によっては被疑者に不当に不利益な事実を認めるよう捜査機関から働きかけを受ける可能性もありますので、捜査の初期段階から刑事事件を専門とする弁護士にサポートを受け、適切な捜査対応を進めることが、今後の刑事手続に大きく影響する重要な問題となるでしょう。

静岡県熱海市死体遺棄罪刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県牧之原市で自転車への連続放火

2019-07-18

静岡県牧之原市で自転車への連続放火

この2カ月にわたって、静岡県牧之原市内の自転車駐輪場において、自転車のサドル等の可燃部分から出火する事案が複数報告されています。
静岡県警牧之原警察署出火原因を調べたところ、その内のいくつかの自転車からは可燃性の液体が検出されたことから、建造物等以外放火罪の疑いで被疑者の身元の特定を急ぐとともに、市内のパトロールを強化しています。
(※フィクションです)

放火罪刑事事件は、その放火対象によって大きく2つに大別できると言われています。

1つが、放火対象に対する強い恨み等から行う動機の明確な放火犯罪で、実際の事件では、恋愛関係のもつれから元交際相手宅に放火した等の事案が見受けられます。

もう1つが、放火対象に特段のこだわりがなく、自分の犯行が露見しない範囲で無差別に放火するものです。
このパターンでは、被疑者が自分の身元を特定されないように特に人気のない場所(資材置き場など)で放火をするケースもあれば、放火によって騒ぎになることを期待してあえて人通りの多い場所(駐車場など)で放火を行うケースもあります。

特に後者の、放火によって騒ぎを起こしたいケースでは、放火対象は住宅や建造物ではなく、自動車・自転車・看板、その他路上に置かれている動産であることが多く、放火によって人を死傷させることを避ける傾向があると言えます。

刑法上の放火罪は、放火の対象によって、現住建造物、非現住建造物、それ以外(建造物等以外)の3つに大別されています。

具体的には、現住建造物とは、現に人が住居に使用し、または現に人がいる建造物・汽車・電車・艦船・炭鉱を言い、同じ対象で現に人が住居に使用せず、かつ現に人がいないものが非現住建造物です。

なお、建造物等以外放火罪の場合、対象を焼損したことによって公共の危険を生じさせることが犯罪成立要件になっていますが、この「公共の危険」とは、現住建造物や非現住建造物への延焼の恐れのみならず、不特定多数の人の生命・身体・財産等に対する危険の発生も含まれると解されています(判例)。

実際に刑事事件となった建造物等以外放火罪の例としては、自動車、建設現場の木材や設備什器等に対する放火の事例があり、特に冬場の乾燥した時期に、カメラ等の防犯設備のない駐車場で自動車等に対する放火は後を絶ちません。

建造物等以外放火罪の法定刑は、1年以上10年以下の懲役であり、自己所有物であっても、1年以下の懲役または10万円以下の罰金を科せられます。

静岡県牧之原市自転車等への放火によって刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県浜松市の通り魔の刑事事件

2019-07-16

静岡県浜松市の通り魔の刑事事件

静岡県浜松市細江駅付近で、包丁を持った男が通行人に無差別に切りかかるという通り魔事件が発生し、合計4名の方が包丁で切り付けられましたが、命に別状はありませんでした。
犯行に及んだのは、市内に住む無職のAさんで、駆け付けた静岡県警細江警察署の警察官によって殺人未遂罪の疑いで現行犯逮捕されました。
警察の取り調べに対し、Aさんは黙秘を続けています。
警察から連絡を受けたAさんの母親は、刑事事件専門の弁護士に接見を依頼することを考えています。
(※フィクションです)

【通り魔事件で適用される刑罰】

通り魔」とは、一般的に、通りすがりに人に不意に危害を加える者を言います。
主に、通り魔は2つのタイプの大別され、1つは、人の多いところで単発または複数の犯行を行うタイプで、もう1つは、時間や場所を変えて散発的に犯行を行うタイプです。

殺人の結果が生じなかった通り魔事件で適用される刑罰や罰則としては、殺人未遂罪(203条)が最も多いものと思われます。
通り魔事件の多くは、人を殺すつもり、または殺してしまうかもしれないという認識をもって犯行が行われているため、殺人罪における故意を認定できる場合が多く、ただ、殺人の結果が生じなかったために殺人未遂罪が成立すると考えられるからです。

理論的には、傷害罪(204条)や暴行罪(208条)が成立することもあり得ますが、これらは犯人が通り魔犯行を行うにあたって凶器を使用したのか否か、どのような態様で通行人を傷つけようとしたのか等の個別具体的な認定を待つことになりますが、刃物を持って切りつけようとしている事案で「人を殺してしまうかもしれない」認識を持たずに犯行を行ったと認定することはかなり困難であると考えられます。

また、通り魔犯行において所持することが違法な刃物が使用された場合には、銃刀法違反が成立することも考えられます。

殺人未遂罪、傷害罪、暴行罪などの個人に対する犯罪は、被害者ごとに犯罪が成立するので、併合罪(45条)として、2つ以上の罪で有期懲役にする場合、その最も重い罪について定めた刑の長期に、その2分の1を加えたものが長期となります。

実際の事件例では、殺人未遂罪および銃刀法違反で懲役5年が科された例、同じく殺人未遂罪で懲役7年が科された例、傷害罪および銃刀法違反で懲役1年6月執行猶予5年が科された例などがあります。

【ご家族の逮捕と初回接見サービス】

自分のご家族が逮捕されてしまった場合、特に通り魔事件のように重大事件であれば尚更、初回接見サービスをお勧めします。
これにより、刑事事件専門の弊所弁護士が、被疑者の方に今後の刑事事件についての見通しを説明し、取調べに対する助言等を行います。
懲役刑が言い渡される可能性が高い通り魔事件では、事件の初期段階から弁護士に動いてもらい、捜査機関の不当な取調べで不利な供述を取られないようにしたり、被疑者が考えていることを誤解なく捜査機関に伝えることがその後の刑事手続で重要となります。

静岡県浜松市通り魔犯罪刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県伊東市の多様化する特殊詐欺手口

2019-07-14

静岡県伊東市の多様化する特殊詐欺手口

<事例1>
ある日、静岡県伊東市在住の70代女性Vさん宅に、静岡県警の警察官を名乗る男2人が訪れ、「息子さんが起こした盗撮事件で罰金刑が確定した。本人は罰金を払えないと言っており、警察署の留置施設に留置している。罰金が払えなければ検察官が起訴して正式裁判になる」と言ってきたため、Vさんは警察官を名乗る2人に対して現金50万円を手渡しました。
Vさんが息子にこの話をしたところ、息子に性犯罪を起こしていないとのことで、特殊詐欺の被害にあった可能性があると言われたため、Vさんは静岡県警伊東警察署に事実確認に行きました。
Vさんの相談を受けた警察官は、「警察官が家を訪ねて罰金を直接徴収することはない。間違いなく特殊詐欺の犯行である。静岡県内でも同様の手口の犯行が数件報告されている」として、Vさんから詐欺罪の被害届を受け取りました。

<事例2>
ある日、静岡県伊東市在住の80代女性Vさんに銀行職員を名乗る男から電話がかかってきて、「あなたのキャッシュカードから不正に預金が引き出されている可能性があります。職員がキャッシュカードを回収に行くので準備しておいてください」と言われ、その後Vさん宅を訪れた銀行職員を名乗る男にキャッシュカードを渡し、暗証番号も伝えてしまいました。
Vさんが家族にこの話をしたところ、特殊詐欺の被害にあった可能性があると言われ、Vさんは静岡県警伊東警察署詐欺被害の相談に行きました。
(上記いずれの事案もフィクションです。)

息子のふりをして高齢者の住む家に電話をかけてお金を振り込ませる、いわゆる「オレオレ詐欺」が話題になったのはおよそ15年ほど前になり、その5年後くらいから、「還付金がもらえる」と偽って銀行ATMを操作させて逆に振り込ませる「還付金詐欺」が登場し手口が巧妙化し、最近では「アポ電」による強盗殺人事件が起きるなど、手口の凶悪化が顕著になっています。

警察庁の統計によれば、平成26年のピークから減ってはいるものの、平成30年の特殊詐欺の認知件数は1万6493件、被害額は約356億8000万円に上るとされ、1日に1億円の被害が出ている計算になります。

このような特殊詐欺の先鋭化や巧妙化の裏事情として、専門家によれば、特殊詐欺では次々に新しい手口が出てきて、国民生活センターがまだ注意喚起していない手口も多々あるものの、公にすると模倣犯を生むので、公開しないこともあるそうで、昨今では、息子を騙る特殊詐欺の手口において、息子本人に電話をかけたのにつながらないという状況を作り出し、息子が電話に出られない説得力のある環境を作り出して高齢者の緊迫感を煽る手口が洗練化しているようです。

特殊詐欺を実行するグループは、詳細な役割ごとで構成されるピラミッド型の組織構造になっており、完璧なマニュアルが準備され、構成員らは営業マンのように目標金額を課されて電話をかけ続け、脱退を望む者には制裁を科す等して、特殊詐欺を成功させるためのノウハウが日進月歩で蓄積されているようです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にも、受け子や出し子といった特殊詐欺グループの末端に参加してしまった未成年者や20代の若い被疑者の相談を受けることも多く、特殊詐欺刑事事件では、組織的犯行による実態から、逮捕や勾留される可能性が非常に高く、一度拘束された被疑者の釈放を求めることが難しいこと、また、特殊詐欺の悪質性と被害抑止の観点から、検察官は高い確率で詐欺罪で起訴すること、少年事件であれば、家庭裁判所で審判が開かれ、少年院送致される可能性もあり得ること等を説明しています。

静岡県伊東市特殊詐欺刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県袋井市の路上の迷惑行為 暴行罪で逮捕

2019-07-12

静岡県袋井市の路上の迷惑行為で暴行罪

静岡県袋井市の駅前の通りにおいて、通行中の女性の服や体に白い液体がかけられるという被害が相次いで報告されています。
この通報を受けて静岡県警袋井警察署の警察官がパトロールを強化したところ、会社員男性Aさんが女性Vさんの後ろを不自然に接近して尾行しているのを発見し、警察が任意の職務質問および手荷物検査をしたところ、Aさんのバッグから白い液体洗剤が真空パックに小分けにされて複数入っており、Aさんがこれを女性の身体にひっかけるつもりであったと供述したため、警察は暴行罪の疑いでAさんを警察に連行し、詳しく事情を聞くことにしました。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、飲食店従業員の男性が、今年7月8日夜、神奈川件横浜市の中華街近くの歩道で、通行人の女性会社員の服に後ろから漂白剤とみられる液体をかけたところを現場を通りかかった男性に取り押さえられ、暴行罪の疑いで現行犯逮捕された事案をモデルにしています。
警察の調べに対して、被疑者は事実を認めていて、「被害者に気づかれずに液体をかけるとスカッとする。ほかにも数件やった」と供述しているようです。
犯行現場周辺では、同様の被害相談が5件ほど寄せられていて、警察が余罪を捜査しています。

故意に相手の服を液体で汚す行為に対して暴行罪を適用することについて疑問に思われる方もいると思いますが、刑法第208条は、「暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったとき」2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料を科すとしています。

判例によれば、暴行罪における「暴行」とは、人の身体に対する不法な攻撃方法の一切を言うとされ、必ずしも攻撃が相手の身体に接触する必要はないとされています。

判例で「暴行」と認定された例として、着衣をつかみ引っ張る行為、毛髪の切断、人の数歩手前を狙って投石する行為、人の身辺で太鼓や鐘を鳴らす行為、狭い室内で抜身の日本刀を振り回す行為、他人の身体にお清めと称して塩を振りかける行為等があり、上記のとおり何らかの液体を人にかける行為も暴行罪暴行と認定されることになります。

なお、相手の衣服のみに対して不法な攻撃を加えて当該衣服を損壊・傷害した場合には、器物損壊罪(刑法第261条)が成立する可能性もありますが、上記事案においては、衣服を身に着けている身体に対する不法な暴行という観点から暴行罪の適用となったと考えらえます。

このような事案では被害者に対する示談をまとめることが刑事弁護上最も重要であり、被害者から刑事処罰までは求めない許しの言葉をいただいたり、被害届や刑事告訴の取下げに成功した場合には、不起訴処分を獲得できる見込みが高いと思われます。

静岡県袋井市で路上で液体をかける等の迷惑行為で暴行罪等で刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県浜松市の電車内で痴漢して逮捕

2019-07-10

静岡県浜松市の電車内で痴漢して逮捕

静岡県浜松市北区の常葉大学前駅付近を走行中の電車内において、静岡県在住の会社員Aさんが、近くに立っていた女性Vさんの身体を触ったとして静岡県迷惑行為等防止条例違反痴漢)の疑いで現行犯逮捕されました。
静岡県警浜北警察署の調べに対し、Aさんは被疑事実を認めており、Aさん逮捕の連絡を受けたAさんの妻が身元引受人としてAさんを監督するとして、Aさんは釈放されました。
釈放の際、警察から「次回は今週末に警察署に出頭して調書を作成する」と言われ、今後どのような刑事手続きを経て、どのような刑事処分がくだるのか不安となり、Aさんは刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、JR山手線の電車内で乗客の体を触ったとして、警視庁は今年7月10日までに、東京都迷惑防止条例違反痴漢)の疑いで国土交通省職員の男性を現行犯逮捕し、その後釈放した事案をモデルにしています。
上記事案の被疑事実は、6日未明、山手線の巣鴨~大塚間の電車内で、乗客の体を触った疑いですが、警察の調べに対し被疑者は「覚えていない」と供述している模様です。
7月6日に逮捕され、翌7日に釈放され、任意の在宅捜査に切り替えて捜査が進んでいます。

静岡県迷惑行為等防止条例では、第3条において「何人も、正当な理由がなく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を 覚えさせるような方法で、次に掲げる行為をしてはならない。」としており、その第1号において、公共の場所又は公共の乗物において、衣服等の上からまたは直接人の身体に触れること(痴漢行為)を禁止しています。

痴漢行為を含むこれらの卑わいな行為を行った場合、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金で処罰されることになります。

一般に、痴漢による迷惑行為防止条例違反の場合、被害者が警察に被害を届け出て警察が痴漢行為の事実を認知した場合でも、被疑者の逮捕に踏み切る事例はかなり少ないと言われています。
また、痴漢による迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されるとすれば、犯行現場における現行犯逮捕の場合が実務上ほとんどであり、その場合でも、事件の送致を受けた検察官は、裁判所に対して勾留請求をすることなく釈放するケースが比較的多いとされています。

その理由としては、痴漢の場合、被害者の身体や衣服に対する指紋等や駅の防犯カメラ、その他目撃者によって犯罪の証拠が収集されるところ、これらに対しては被害者が罪証(証拠)隠滅を図るおそれが少ないと考えられているからだと思われます。

他方、同じ迷惑行為防止条例違反の場合でも、盗撮に関する刑事事件では、携帯電話の写真機能で撮影された被害者の身体や衣服等の画像や動画といった犯罪証拠の隠滅を防ぐためにも、逮捕や証拠物の押収が積極的に行われる面があると言えます。

このように、痴漢に関する迷惑行為防止条例違反刑事事件では、在宅のまま捜査が進むことが多いのですが、検察官が在宅のまま捜査を進め、被疑事実の可能性が極めて高いと判断した場合、被疑者が事実を認めていれば略式起訴(公開の刑事裁判を経ないで判決が下される簡易手続き)による罰金命令、被疑者が事実を否認していれば正式に起訴されることが考えられます。

よって、在宅のままで捜査機関の捜査に協力するだけでなく、少しでも予想される刑事処分を回避または軽減したいと考えるのであれば、刑事事件に経験豊富な弁護士に事件を依頼し、被害者に対する被害弁償や示談の活動を進めてもらい、より有効な情状を主張していくことが非常に重要です。

静岡県浜松市電車内痴漢して迷惑行為防止条例違反刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

静岡県富士宮市でひったくりで強盗致傷罪で逮捕

2019-07-08

静岡県富士宮市でひったくりで強盗致傷罪で逮捕

静岡県富士宮市の県道で、会社員女性が歩いて帰る途中、現金3万円が入ったハンドバッグをひったくられ、近くでひったくりの被害に気付いた通行人が、静岡県警察富士宮警察署に通報しました。
警察の調べでは、ひったくり犯は、被害者女性の背後からバイクで近づき、女性が抵抗した弾みで転倒し、右ひじ打撲の軽傷を負ったとのことです。
富士宮警察署は、強盗致傷罪の疑いで捜査を進めています。
(フィクションです。)

【意図せずしてあまりに重い罪が成立することも…】

静岡県警察のHPでは、静岡県内において、平成28年度は61件、平成29年度は45件のひったくり被害の届け出が出ています。

被害者の80.7%を女性が占め、ひったくりが発生した時間帯としては、日中も少なからず行われているものの、夕方18時以降(特に夜20~22時)が多数です。

犯罪の成立にあたっては、一般的に犯罪の故意が必要とされているところ(刑法38条)、ひったくり犯の多くは、窃盗罪(刑法235条)の故意をもって犯行に及んでいると考えられます。

しかし、上記刑事事件および静岡県警察のHPでも指摘されているように、被害者の中にはバッグ等を引っ張られたはずみで転倒して大怪我をされる方もいるようで、この場合、強盗致傷罪(刑法240条)が成立する可能性が高いです。

強盗罪における「暴行」は、判例によれば、社会通念上一般に被害者の反抗を抑圧するに足りる程度のものと解されていますが、バイク等で歩行者に近づくひったくり犯では、多くの場合、強盗罪の暴行が認められると判断されています。

そして、強盗致傷罪の法定刑は、無期または6年以上の懲役と非常に重く、執行猶予付き判決を期待することはできません。

このように、たとえ当初は純粋な窃盗罪としてのひったくりを行うつもりであっても、場合によっては強盗罪または強盗致傷罪等の重大犯罪が成立する可能性がありますので、ひったくり刑事事件逮捕された場合には、すぐに刑事事件に強い弁護士に接見を依頼し適切な助言を受けることをお勧めします。

静岡県富士宮市ひったくり強盗罪または強盗致傷罪刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

« Older Entries Newer Entries »

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー